ダウン症のある子のインクルーシブな療育・教育・生活支援のために0歳からできること
バイブル書となった『ウィンダーズ先生のダウン症のある子どものための身体づくりガイド』(三輪書店、2020年刊)に続く、ダウン症のある子どものための療育本 第2弾!
本書は、経験豊富な世界屈指の作業療法士による、ダウン症のある幼児から10代、成人の方までを対象とした、遊び、学業、日常生活に必要なスキルを発達させるための実用ガイドブックです。
身だしなみを行う、図形や字を書く、ハサミを使う、家事を行う、趣味を楽しむ、コンピュータ・アプリを活用するなどの、微細運動を伴う日常生活スキルを身につけるためには、0歳からその基盤(土台)となる要素である安定性、両手の協調性、感覚を育てることが重要であることを家づくりに例えた「家モデル」を使って、わかりやすく解説しています。そして、その基盤作りとして日常生活に組み入れることができる遊びや練習活動、基盤をもとにした具体的なスキルの身につけ方、日常生活や学校・社会的文脈においてこそできるスキルの習得の方略について、ダウン症のある人々が可能性を最大限に引き出せるよう、具体的に、段階的に解説しています。
活動や練習で子どもたちをやる気にさせるためのアドバイスやダウン症の医学的症状が微細運動スキルの習得と発達に与える影響についてまでも記載されており、保護者、教師、療法士の方は、手元に置いておくべき1冊です!字を書くための練習用オリジナルワークシートの付録もついています。
認知症のある人の生活と作業療法【第3版】
【監訳】真野英寿(昭和大学江東豊洲病院リハビリテーション科診療科長,準教授)
【訳】太田麻衣(株式会社リニエR 子ども未来事業部 本部長)
東恩納拓也(東京家政大学健康科学部リハビリテーション学科 助教授)
【著】Maryanne Bruni
定価:5,280円(本体4,800円+税)
B5 / 296頁 / 2024年
ISBN978-4-89590-831-3