誰しも一度は思ったことがある「現場ならではの疑問」
回復期/生活期リハの勘所をQ&A形式で解説します!
理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)は、それぞれに専門性をもつ職種です。しかし、リハビリテーションという大きな括りで捉えることも多い患者さん利用者さんという受け手からすると、実臨床では、各療法で明確な専門性はありながらも、オーバーラップすることはあるでしょう。
そのような実臨床においては、誰しも一度は思ったことがあるといった「現場ならではの疑問」が多々あります。本書では、①回復期から生活期のリハビリテーションにおいて、②特に若い療法士が迷いやすいことがらについて、③Q&A形式で、なるべくわかりやすい答えをまとめてみました。
最も近しい関係にあるPT、OT、STの三療法士には、自職種および他職種の専門性を理解し、質の高いリハビリテーションを提供していくことが求められています。医学を土台とし、機能や活動へのアプローチのみならず、患者さん利用者さんのこれからの生活を見据えた参加へのアプローチがますます重要視されることはいうまでもないでしょう。
長期にわたるリハビリテーションの推移を考えると、すべての時期をしっかりと学び、理解する機会というのは、必ずしも多くはありません。本書でこれらの勘所を押さえ、ぜひ、患者さん利用者さんへ還元してほしい、そんな熱い思いも詰まった一冊です。
日常生活から高次脳機能障害を理解する―認知関連行動アセスメント&アプローチ 第2版
【編集】森田秋子
(医療法人珪山会鵜飼リハビリテーション病院リハビリテーション部 部長,言語聴覚士)
定価:3,960円(本体3,600円+税)
B5 / 184頁 / 2023年
ISBN978-4-89590-788-0