常識を疑うことで見えてきた到達点!
本書は、教科書やマニュアルなどには記載されていない「一体何が重要なのか」「何がわかっていないのか」について、じっくりと考える材料を提供でき、面白くスッキリと理解していただける記述・構成になっている。脊椎脊髄外科をもう少し深く知りたい方の究極のサブテキストである。
第2版では、新規に追加した「第14章 スクリュー固定の功罪―新たな課題を自ら作ってしまうジレンマ」だけでなく、各章に「長経路徴候」「脊髄のホムンクルス」「ロコモ25」「原発性鎖骨下静脈血栓塞栓症(Paget-Schtoetter症候群)」「見捨てられた症例」「脊髄炎を疑うときの検査項目」「overshunting associated myelopathy」「馬尾弛緩(redundant nerve roots)の正体」「椎骨動脈損傷―決定的瞬間の公開」「肺損傷」「後方経路腰椎椎体間固定術(PLIF)後に判明する髄液漏と馬尾嵌頓」などの見出しの内容を追加した。
さらに、各章の本文中でも、追加主張したいこと、課題・疑問がその後にどうなったかなどを補足し、時代にそぐわなくなった部分の訂正や削除などの改訂を行った。
Critical Thinking 脊椎外科【第2版】
【著】星地亜都司(社会福祉法人 三井記念病院 副院長)
定価:9,680円(本体8,800円+税)
B5 / 330頁 / 2021年
ISBN978-4-89590-733-0