患者さん利用者さんの認知機能・認知能力を捉え、
より手ごたえを感じられる理学療法を実践しよう!
理学療法士にとって運動機能・動作能力の回復改善は最たる目標のひとつです。
自分が思っていたほど回復改善が伸び悩む場面に遭遇することはないでしょうか。
患者さん利用者さんがリハビリテーションに対してどのように感じどのような思いで取り組んでいるのか知りたいと感じるときはないでしょうか。
患者さん利用者さんの認知機能・認知能力を簡便に捉えることができ、理学療法に加味することでその効果も期待できるならば、患者さん利用者さんにとって有益であるばかりでなく、理学療法士としての臨床力も向上することは想像に難くありません。
本書では、認知機能・認知能力を理解するために、難解とも感じやすい高次脳機能障害をわかりやすく捉える評価法である認知関連行動アセスメント(CBA)を用いつつ、言語聴覚士と理学療法士のエキスパートによる即実践可能な評価アプローチとしてまとめあげています。回復期(入院回復期/在宅回復期)から生活期にわたって、患者さん利用者さんの置かれる場面ごとに応用も可能ですので、簡単なポイントさえ掴めれば、従来の評価アプローチにCBAをプラスするだけで、どのような臨床現場にも導入できます。
あなたの理学療法のエッセンスとしても、ぜひ手にしてほしい一冊です。
理学療法士が知っておきたい 認知能力のアセスメントとアプローチ ―高次脳機能障害を行動から分析する―
【編集】
森田秋子(鵜飼リハビリテーション病院 言語聴覚士)
後藤伸介(やわたメディカルセンター 理学療法士)
定価:3,960円(本体3,600円+税)
B5 / 148頁 / 2021年
ISBN978-4-89590-719-4